今回の改定で、SFCは2028年4月から「SFC PLUS」と「SFC LITE」の2階層制に移行します。判定基準はANAカード・ANA Payの年間決済額300万円です。
| 項目 | 従来(〜2028/3/31) | 改定後(2028/4/1〜) |
|---|---|---|
| 区分 | 一律 | SFC PLUS(年300万円以上)/SFC LITE(年300万円未満) |
| スターアライアンス | ゴールド | PLUS:ゴールド/LITE:シルバー |
| 国際線ラウンジ | 利用可 | PLUS:利用可/LITE:羽田・成田・ホノルルのANAラウンジのみ |
| 国内線ラウンジ | 利用可 | PLUS:利用可/LITE:混雑時を除き利用可(事前予約制導入) |
| SFCマイル特典 | なし | PLUS:5,000マイル/LITE:なし |
| ロンドンヒースローエクスプレス | 優待あり | PLUS:あり/LITE:なし |
① スターアライアンス・シルバーへの格下げ(LITE)
LITE会員はスタアラゴールドからシルバーに格下げされます。これにより、他航空会社利用時のラウンジアクセス、優先チェックイン、手荷物優先受け取りなどの主要特典が大きく制限されます。
② ラウンジアクセスの制限
LITE会員は国内線ラウンジが「混雑時を除き利用可」となり、事前予約制が導入されます。対象外ラウンジも存在し(成田ARRIVAL LOUNGE、名古屋・関西・熊本・宮崎の共用ラウンジ)、予約なしの場合は当日受付での空き確認が必要です。
③ 300万円という高いハードル
PLUS維持には年間300万円の決済が必要で、これは月額約25万円のペースです。航空券購入だけでなく日常決済も対象ですが、家族会員分も合算可能とはいえ、多くのユーザーにとって現実的とは言えない水準です。
ANAは「ラウンジ混雑の緩和」と「サービス品質維持」を理由に挙げています。本質的には、カード決済額に応じた顧客の選別であり、収益貢献度の低いSFC会員を実質的に切り捨てる戦略と分析できます。
SFC LITEに格下げされる場合、スターアライアンス・ゴールドを維持する代替手段として、以下のルートを提案します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取得条件 | 12ヶ月で40,000ステータスマイル(Elite会員) |
| 有効期間 | 2年間(他社より長い) |
| 維持条件 | 海外在住者は年25,000ステータスマイル(または2年で37,500) |
| 特徴 | 不足マイルを購入可能(1,000マイル=70ドル) |
| 費用目安 | 35〜50万円 |
| 達成期間 | 1〜2ヶ月 |
メリット:ステータス有効期間が2年と長く、マイル購入制度により修行の柔軟性が高い。イスタンブール経由で欧州へ行く機会がある人に最適。
デメリット:日本発着の路線網が限られる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取得条件(目安) | エーゲ航空/オリンピック便4回搭乗+12ヶ月で12,000マイル(スタアラ他社込みなら合計70,000マイル) |
| 維持条件 | 2026年11月5日以降、12ヶ月でエーゲ便12回+18,000マイル |
| 特徴 | 維持条件が難しい |
| 達成期間 | 6〜12ヶ月 |
メリット:維持条件が難しくて、年2回の欧州旅行+ギリシャの島巡りで維持可能。欧州旅行好きには最も現実的な選択肢。
デメリット:ギリシャ便への搭乗が必須。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 手順 | ①マリオットボンヴォイ Platinum取得 → ②シンガポール航空クリスフライヤーへステータスマッチ申請(エリートシルバー付与)→ ③6ヶ月以内にSQ便4回搭乗 → エリートゴールド |
| マリオットPlatinum取得 | マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアムで年400万円決済(修行ゼロ) |
| 特徴 | 飛行機修行をほぼせずにスタアラゴールド到達が可能 |
メリット:マリオットのカード決済でホテル上級会員になり、そこから航空会社へマッチさせる画期的なルート。決済派・修行したくない人に最適。
デメリット:マリオットカードの年400万円決済というハードルはあるが、SFC PLUSの300万円と近い水準。ステータスマッチは予告なく終了する可能性があるため、動くなら早めが推奨。
注意:アシアナ航空は大韓航空との統合によりスターアライアンスから脱退予定(2027年完全統合)のため、アシアナ修行は非推奨。
| あなたのタイプ | 推奨ルート | 理由 |
|---|---|---|
| 短期集中で取りたい | ターキッシュ | 1〜2ヶ月で達成可能、有効期間2年 |
| 欧州旅行が好き・維持を重視 | エーゲ航空 | 維持条件が簡単ではない |
| 決済派・修行したくない | マリオット→SQ | ノンフライでスタアラゴールド |
| ANA便利用が多い | SFC PLUS維持も検討 | 年300万円決済が可能なら現状維持も選択肢 |
総合推奨:マリオット→シンガポール航空ルートが、SFC PLUSと同様の「決済ベース」アプローチであり、かつノンフライでスタアラゴールドを取得できる点で最も革新的です。ただしステータスマッチは期間限定の可能性があるため、2026年内の早急な判断をお勧めします。
補足:各プログラムの条件は変更される可能性があるため、開始前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。また、SFC LITEでも国際線では羽田・成田・ホノルルのANAラウンジが利用可能となったため、ANA便利用が中心の場合はLITEでも一定の価値は残ります。