コロナウイルスの影響で、今年の外国渡航の制限が多数存在していますが、入国制限緩和、海外観光客を受け入れ国もあります。
最近、アメリカハワイ州のデービッド・イゲ知事は州外からの旅行者に対し14日間の隔離を免除する旅行前検査プログラムを、8月1日から開始すると発表しました。アメリカ本土及び海外からの旅行者は出発前に検査を受け、陰性であることの証明を提示すれば14日間の自己隔離の措置が免除されます。
私はIATAに現在外国旅行可能の地域を調べました。今、日本から海外旅行可能の国はカンボジア、トルコ、ギリシャ、イギリスなどがあります。
しかし、カンボジア入国のハードルが少し高いです。旅行の72時間前までに発行されたCOVID-19の検査結果が陽性でなかったという診断書、カンボジア予定滞在期間中に少なくとも50,000USドルを補償する医療保健の証明書が必要です。
NHKにより、6月12日、トルコは新型コロナウイルス対策で国境を封鎖してきた措置をほぼすべて解除し、外国からの観光客も健康診断で問題がなければ受け入れることになりました。
EU=ヨーロッパ連合に加盟しているフランス、イタリア、ギリシャとオランダは日本などに対する渡航制限を解除しました。ただ、日本では依然、ヨーロッパへの渡航中止の勧告が出ていることなどから、本格的な往来の再開にはまだ時間がかかりそうです。
出典
NHK トルコ 国境封鎖ほぼ解除 外国観光客も受け入れへ 新型コロナ
Cathaypacific 新型コロナウイルス(COVID-19):ご旅行の制限についてのお知らせ
カンボジア
入国制限措置
以下の国からご旅行の外国籍のお客様は、カンボジアに入国または経由できません。
フランス、ドイツ、イタリア、スペイン
イラン
アメリカ合衆国
また、全ての外国人は以下を提示する必要があります。
居住国の信頼できる保健当局により旅行の72時間前までに発行されたCOVID-19の検査結果が陽性でなかったという診断書
カンボジア予定滞在期間中に少なくとも50,000USドルを補償する医療保健の証明書
適用除外:カンボジアの外交ビザ(Visa A)または公務ビザ(Visa B)を保持する外国人は、上記の診断書と保健証書の提出は適用されません。
トルコ
トルコは、海外からの観光客の入国を再開。観光客は入国後に隔離生活も課せられません。また、観光客に関わるスタッフと観光客自身の衛生及び健康に高い基準を確保するため、Safe Tourism Certification Programme(安全な観光の認定プログラム)を開始しました。
トルコに到着する人には健康診断を受けてもらい、新型コロナウイルスの感染が疑われる症状がある人にはPCR検査を行って陰性であれば入国を認め、隔離はしないとしています。
ターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空、THY/TK)は7月4日から羽田線の運航を開始します。イスタンブール-羽田線は、火曜と土曜の週2往復のみ運航します。羽田行きTK198便はイスタンブールを午前1時45分に出発し、午後7時25分に着きます。イスタンブール行きTK199便は午後10時50分に羽田を出発し、翌日午前5時20分に到着します。
フランス
入国制限措置
以下のEU加盟国以外からご旅行の場合は、以下の入国制限措置の対象となります。
EU/シェンゲン協定:オーストリア、ベルギー、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロべニア、スペイン、スウェーデン
関連国:アイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタイン、スイス
入国制限措置の適応除外
EU加盟国(イギリスを含む)および関連国(アンドラ、モナコ、バチカン市国、サンマリノ)のパスポート保持者
EU加盟国(イギリスを含む)のパスポート保持者の家族
長期滞在許可および長期ビザ(D-ビザ)保持者
外交、軍事などの必須業務従事者
オーストラリア、カナダ、韓国、ジョージア、日本、モンテネグロ、モロッコ、ニュージーランド、ルワンダ、セルビア、タイ、チュニジア、ウルグアイからご旅行のお客様
フランスで発行された居住許可をお持ちのお客様
商船員
学業を目的とした渡航
フランスに入国または経由する際、搭乗から入国管理所まで、国際旅行証明書の提示が必要な場合があります。証明書は各国のフランス領事館またはオンラインで取得していただけます。 https://www.interieur.gouv.fr.
検疫措置
オーストラリア、カナダ、韓国、ジョージア、日本、モンテネグロ、モロッコ、ニュージーランド、ルワンダ、セルビア、タイ、チュニジア、ウルグアイからご旅行のお客様は検疫の対象です。
イギリスからご旅行のお客様は自主検疫の対象です。
フランスおよびEU加盟国の国民は新型コロナウイルス(COVID-19)と似た症状が確認された場合のみ検疫の対象です。
イタリア
入国制限措置
以下のEU加盟国以外からご旅行の場合は、以下の入国制限措置の対象となります。
EU/シェンゲン協定:オーストリア、ベルギー、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロべニア、スペイン、スウェーデン
関連国:アイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタイン、スイス
入国制限措置の対象外
EU加盟国、上記関連国、アンドラ、モナコ、バチカン市国、サンマリノの国民(イギリスを含む)
イタリア国民
EU加盟国および上記関連国の国民の家族
上記の国の長期滞在許可および長期ビザ(D-ビザ)保持者
外交、軍事などの必須業務従事者
ビジネス目的の渡航
イタリアを経由し自国に陸路で戻る場合
オーストラリア、カナダ、韓国、ジョージア、日本、モンテネグロ、モロッコ、ニュージーランド、ルワンダ、セルビア、タイ、チュニジア、ウルグアイからご旅行のお客様
スペイン
入国制限措置
以下のEU加盟国以外からご旅行の場合は、以下の入国制限措置の対象となります。
EU/シェンゲン協定:オーストリア、ベルギー、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロべニア、スペイン、スウェーデン
関連国:アイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタイン、スイス
入国制限措置の対象外
EU加盟国、上記関連国の国民(イギリスを含む)
スペイン国民と永住民
EU加盟国および上記関連国の国民の家族
上記の国の長期滞在許可および長期ビザ(D-ビザ)保持者
外交、軍事などの必須業務従事者
オーストラリア、カナダ、ジョージア、日本、モンテネグロ、モロッコ、ニュージーランド、ルワンダ、セルビア、韓国、タイ、チュニジア、ウルグアイの住民
ギリシャ
ギリシャ政府は2020年6月15日以降、日本を含む新型コロナウイルス感染リスクが高くない国・地域の空港から渡航する乗客に対してアテネおよびテッサロニキ空港に到着する場合は入国を認めます。空港での全乗客に対する検査やその後の隔離措置を行わないと発表しました。
在ギリシャ大使館では情勢が不透明であること、日本政府としてギリシャへの渡航は感染症危険情報「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しているため渡航には注意を促しています。
イギリス
ANA公式サイトにより、6月8日以降に英国に旅行されるお客様は、事前に指定のフォームにて滞在先を登録する必要があります。なおこのフォームは到着予定の48時間前以降から申請が可能となります。英国到着時の入国審査の際にコピーを印刷するか携帯電話にて提示を求められます。なお、日本など一部の指定国から到着した場合はイングランド入国後の自主隔離を免除されますが、入国に先立つ14日以内に指定国以外に滞在または立ち寄った場合には入国後14日間の自主隔離が求められます。(7月10日以降に適用)