海外事務手数料について
海外旅行やショッピングでクレジットカードを使用する際、重要なのが「海外事務手数料」です。これは、海外でクレジットカードを使用した際に発生する追加費用で、各カード会社が設定する手数料の割合は異なります。この手数料は、海外でカード決済をした際に、取引額に対して一定の割合(%)で加算されます。海外での買い物を頻繁にする場合、この手数料の差が大きな影響を与えることもあります。
今回は、主要なクレジットカード会社の海外事務手数料の詳細、手数料が安いカード、そしておすすめのカードを紹介します。
1. 海外事務手数料とは?
海外事務手数料は、クレジットカードで海外の店舗やATMで決済を行った場合に発生する手数料です。手数料は通常、以下の2つのパターンで発生します。
- 海外利用時の事務手数料:カード会社が課す手数料。
- 為替手数料:海外で支払う通貨を円に換算する際に発生する費用。
手数料は通常、利用額の2%~3%程度が一般的です。カードによっては、これらの手数料が割高になる場合もあるため、海外での支払いを多く行う場合は、手数料が安いカードを選ぶことが大切です。
2. 主要カード会社の海外事務手数料
以下は、主要なクレジットカード会社の海外事務手数料の例です(2024年12月現在)。
1. 三井住友カード
- 海外事務手数料:利用額の「3.63%」
- 特徴:高いセキュリティが特徴で、海外での利用も安心。便利なオンラインサービスが利用でき、急な利用停止対応も迅速です。
2. 楽天カード
- 海外事務手数料:利用額の「2.2%」
- 特徴:楽天スーパーポイントが貯まりやすく、普段使いでもお得です。年会費無料で、コストパフォーマンスが良いカード。
3. JCBカード
- 海外事務手数料:利用額の「1.6%」
- 特徴:アジア圏で特に強みがあり、海外利用での安心感が高い。利用時のポイント還元率も高く、特典も豊富です。
4. アメリカン・エキスプレス(AMEX)
- 海外事務手数料:利用額の「2%」
- 特徴:高額な年会費に見合ったサービスや特典が豊富。旅行やショッピングの際にさまざまな特典が得られます。
5. MUFGカード
- 海外事務手数料:利用額の「3.85%」
- 特徴:堅実で信頼性の高いカード。海外旅行保険や空港ラウンジサービスが付帯するなど、旅行時に便利なサービスが多いです。
6. JALカード
- 海外事務手数料:
- 対象のカード
- JAL・Mastercard、JAL・Visaカード、JALカード TOKYU POINT ClubQ 2025年1月20日利用分より 利用額の「3.63%」(税込)
- JAL・JCBカード/JALカード OPクレジット/JALカードSuica 1.60%(非課税)
- JAL ダイナースカード1.3%(非課税)
- JAL アメリカン・エキスプレス®・カード 適用レートには、アメリカン・エキスプレスが定めた外貨取扱手数料を含む
- 特徴:海外旅行者に便利な特典が多く、特に海外での利用に強みがあります。ただし、手数料がやや高めです。
3. 手数料が安いカード
海外事務手数料が安いカードは、特に海外での支払いが多い人にとって魅力的です。以下のカードは、手数料が低めで、コストを抑えつつお得に使えるカードです。
1. イオンカード
- 海外事務手数料:1.6%
- 年会費:無料
- 特徴:手数料が非常に低く、日常的に使うことでイオンポイントが貯まります。海外での支払いにもお得感があります。
2. JCBカード
- 海外事務手数料:1.6%
- 年会費:無料(一般カードの場合)
- 特徴:海外旅行者に特化したサービスや、アジア圏での強みがあるカード。手数料が低く、普段使いでもメリットが多いため、コストパフォーマンスが良いです。
4. おすすめのカード
手数料が安いだけでなく、旅行やショッピングに役立つ特典が充実しているカードもあります。以下のカードは、海外での使用を考慮して選ぶのにおすすめです。
1. JCBゴールドカード
- 海外事務手数料:1.6%
- 年会費:10,000円(税抜)
- 特徴:海外旅行保険が最大1億円、自動付帯。空港ラウンジサービスやショッピング保険など、海外旅行を頻繁に行う人には便利な特典が満載。手数料も低く、信頼性の高いカードです。
2. Revolutカード
- 海外事務手数料:0%
- 年会費:スタンダード0円(税込)
- 特徴:
Revolutは海外事務手数料がかかりません。1か月間でのATM引出しは25000円までRevolutの手数料は無料、外貨両替は75万円まで無料。
3. Wiseカード
- 海外事務手数料:0%
- 年会費:0円(税込)
- 特徴:
外貨口座から支払いで無料、円から両替で約0.6%~ - まだWiseアカウントをお持ちでない場合は、私の紹介リンクを使用して登録してください。最大75000円に相当する最初の送金は、手数料なしの優遇措置を受けることができます。
4. Sony Bank WALLETカード
- 海外事務手数料:0.0%
- 年会費:無料
- 特徴:
米ドルやユーロをはじめ11通貨に対応し、約200の国と地域のVisa加盟店で使うことができます。外貨口座から支払いで無料、外貨口座開設済みだが残高がない場合はソニー銀行が定める為替コスト、外貨口座未開設の場合は1.79%。
5. 結論
海外事務手数料を抑えつつ、JCBカードやイオンカードが非常におすすめです。これらは手数料が低く、普段使いでもお得にポイントを貯められるため、海外旅行の際にも便利に使えます。また、Wise、Revoult、IDARE、ソニーカードに切り替えも選択肢です。
旅行特典や高級なサービスを重視する方には、アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードやJCBゴールドカードがおすすめです。これらのカードは手数料がやや高めですが、その分、旅行保険やラウンジサービスなど、高い付加価値を提供してくれます。
海外での支払いを多く行う方は、手数料の差が長期的には大きなコストに影響するため、慎重にカードを選ぶことをおすすめします。